40年以上の長きにわたり市内菓子舗に勤務し、新商品開発に積極的に携わり、多くの売れ筋商品を生みだした。とりわけチョコレート技術に造詣が深くその方面では業界の権威である。平成元年の松江菓子博覧会では、外国ブースの助手としての責務を全うし、各国のパティシエから厚い信頼を得、大会を成功に導いた功績は多大である。
　洋菓子技術研究会の要職も歴任し、後進育成に大きな力を注いだ。また市内高校の講師や松江菓子作り教室の講師としての経験も有するなど、業界の活性化、技術継承にも貢献している。
　現在は、同店において、松江らすくなど、地元松江にちなんだ多くの商品を開発し、好評を得ている。